ネヤトーーーク!

善光寺の裏側に眠る「ディープな異世界」。

今回は権堂の歴史について書いて欲しいとリクエストをうけたので青山なりに書いてみたいと思います。

歴史とか興味ない人がほとんどだとは思います。なんせ、一部のコアなファンに向けて書いている青山ブログですので

リクエストくださった方と後10人ぐらいに刺さればいいかな?と思ってます。笑

権堂の風俗の歴史について書いて欲しいんだと想像しましたが、どっかのお店のブログに書かれてそうですし…その歴史は少しディープすぎますので、今、西鶴賀が若者に少し人気なのと、西鶴賀の地形に視点をあてて、若い方にも楽しんでいただけるように少しライトにしてみました。

興味のある方は先へ↓どうぞ。


1. 善光寺門前から少し足を延ばした先にある「不思議な街」


長野市の象徴、誰もが知る観光の「表の顔」善光寺。そこからわずか数分、東へと歩を進めると、全く異なる質感を纏ったエリアが存在します。

そこは「西鶴賀(にしつるが)」です。「昭和」の気配が漂う、不思議な古い街があらわれ、こちらはかつて県内随一の歓楽街として栄華していました。

今、この不思議な雰囲気の街に「まちづくり長野」「9軒長屋」のリノベーションプロジェクト等の手がはいり若者で少し賑わいつつあり、レンタルスタイルの飲食店、長屋のリノベーション店舗、レンタルルーム等の個性的なお店が増えてきています。


2. かつての「精進落とし」の花街


この街の「不思議感」は、偶然ではなく、その発端は江戸時代、善光寺参拝を終えた人々が羽目を外す「精進落とし」の場として非日常の消費を楽しむ場として栄えたのが西鶴賀すぐ横の権堂(ごんどう)になります。

権堂は善光寺門前付近の地名で、権堂の「水茶屋」が遊郭へと変化し、花街がスタートしていきます。

権堂では芸を売る芸妓、東鶴賀では性を売る娼妓「鶴賀新地」として栄え、そのふたつの別世界を結ぶ道が西鶴賀「新地ロード(一本道)」だったのです。

西鶴賀は、遊郭に向かう道として飲食店街中心に栄え、あえて、権堂と東鶴賀を結ぶ道を遠く感じさせる為に「稲妻型」に2箇所もまげられており、意図的に作られた隔離や死角により不思議感や距離感を感じやすくなっています。

若者にとっては「日常から切り離された聖域」感が、なんとも言えない希少性を生み出しているかもしれません。

当時の鶴賀新地でもっとも栄えた場所が、今の、東鶴賀公民館やセンチュリーのあたりになります。当時の遊女の出身地は80%が新潟県だったといわれています。

帰れずに、悲しくも命を落としてしまった遊女達のお墓はYYKのお隣の「普済寺」に供養等があります。

権堂にある「往生院」は遊女が足繁く通った院で「権堂」の地名を作るきっかけになった院です。

青山は、個人的にたまに、東鶴賀公民館の所にある「三神社」と「普済寺」と「往生院」には手をあわせにお散歩に行ったり行かなかったりします。


3. 街の精神的支柱


西鶴賀・権堂エリアが今日までその独特のアイデンティティを保てたのは、明治25年(1892年)に芝居小屋として誕生した「長野相生座・ロキシー」という「文化の砦」があったからです。

日本最古級の映画館として知られるこの場所は、単なる興行施設ではなく、かつては芸妓が舞を披露し、政治家が熱弁を振るい、長野県で初めてのプロボクシングの試合が行われるなど、まさに「地域の公共ホール」としての役割を果たしてきました。

特筆すべきは、昭和40年代の映画不況を生き抜いた「パワー戦略」。劇場のど真ん中を壁でぶったぎり、強引にスクリーン数を増やすという手法で、多様な文化ニーズに応え続けました。この「不器用な継続」こそが、西鶴賀という街に深い奥行きを与えています。


4最後に


このどこか不完全で、どこか怪しい、ディープでノスタルジックな雰囲気の街は、かつての「稲妻型」の路地や迷路のような構造により、現代の若者には「発見の喜び」に転換されているのかもしれません。どこまでも均一なショッピングモールに飽きたZ世代には、歩くたびに視界が遮られ、予期せぬ出会いを生むこの街の物理的複雑さは、「宝探し」のようです。

青山の記憶によると、昔、権堂鶴賀地区には、人情にあふれためんどくさいキャラ強めのおばさん達が各飲食店にはいて、家族のように、食べる順番すら自由にさせてもらえない強めの接客をしてくれていました。

「この地域の年配の女性達は強いなぁ」

と思ったのが第一印象でした。また、それが楽しかった。今はもう隠居されていかれてそんな女性達はいなくなってしまったように感じますが、青山の中では最後の1人、「すき楼」の女将さんが心のよりどころです。女将さんが作る手打ちうどんは個人的に日本一と思っています。女将さんの笑顔とこのうどんに何度救われたことか…そして、女将さんはオアシスですが、めんどくさい強めおばちゃんがいなくなってしまった今、青山がその変わりを務めたいと思っていますよ。笑

本日も、当店ではディープな異世界街にて、異世界的「閨事」をおこなっております。

魔が刺した方から精進落としの方までいつでもお立ち寄りくださいね♪

またねー♪